子どもたちのDr.チョコレート
次から次へと病室に運び込まれるおもちゃたち。今日は月に一度の土曜診療日。「ぱれっと旭」の「おもちゃ病院」は朝から大忙し――。
「おもちゃ病院」は、2008年4月に開院。代表は須藤富雄さん(72)。2カ月前に最年少の犬塚敏祐さん(67)が加わり、ドクターは8人。全員がボランティアで、中には日本おもちゃ病院協会のドクター養成講座を受講した「免許医」もいる。
運び込まれる玩具は、電池やモーターなどで動くものが主で「動かない」「音が出ない」といった病状が多い。「電池の液漏れによる腐食や部品の摩耗」などが多く、病状をピタリと言い当てたドクターらはすぐさま手術に入る。時にはありあわせの材料を使い、折れた部品や欠けた歯車などを上手に補修。その日のうちに退院していくおもちゃが多い。ドクターらは「おもちゃが直ると跳び上がって喜んでくれる子どもたちの姿を見るだけで満足」と強面の顔をほころばせた。
「おもちゃ病院」の開院日
「おもちゃ病院」の開院日は
いずれも午前10時から午後3時。次回は6月3日(土)白根ケアプラザ。