井上酒造(大井町・井上寛社長)が2023年5月16日から、日本酒『推譲』を販売している。
持続可能な社会の実現を-との思い込めて、耕作放棄地の解消に取り組む「小田原かなごてファーム」(小山田大和代表)が田んぼに設置したソーラパネルで発電した電力と、田んぼで収穫した自然栽培米(無施肥、農薬不使用)で作られている。
3年目となる今回、原料米に初めて神奈川県で生まれた品種「はるみ」を使用した。日本酒は同じ銘柄でも、原料や仕込みによって毎年味わいが異なる。井上社長は「今回は、はるみのうまみも出てすっきりした味わい」という。小山田代表は「魚でも肉でも、どんな料理にも合う。これまでで一番美味しいのでは」と笑顔でPRした。
700本限定販売。1本720ミリリットル/2200円。同酒造のオンラインショップ、ヤマザキショップ内山酒店(下曽我駅前)、箱根屋酒店(小田原市本町)、藤木屋(ハルネ小田原)で購入可。農家カフェSIESTA(同市成田)でも提供する。(問)同酒造【電話】0465・82・0325