麻生区の花「ヤマユリ」が、小島信生さん宅(片平1671)で見ごろを迎えている。
百合丘の地名の由来になったとされる「ヤマユリ」は、国内に自生する15種類のユリのひとつ。かつては麻生区のさまざまな地域で自生していたが、里山の減少、温暖化などの影響で、今ではその姿を見ることが少なくなった。
20年近く前から
小島さん宅では、20年近く前からヤマユリが咲くように。通常のヤマユリは7月から8月にかけて開花するものの、小島さん宅では例年、少し早く咲き始めるという。2023年は、6月1週目から、咲き始めた。小島さんは「2023年は輪数が多い。まだつぼみのものもあるが、見るにはギリギリ」と話す。
現在100株以上が咲く
庭には、現在100株以上のヤマユリが咲く。手入れは、秋に下草刈りをするだけ。風で種が飛び、その数が増えているという。「好きな方は見に来てもらっても構わないが、車はご遠慮ください」と話している。