平塚市岡崎にある行谷(なめがや)誠一さん(65)のハウスで、種なしピーマンの出荷がピークを迎えている=写真。JA湘南管内では6戸の生産者がおり、約16トンの出荷を見込んでいる。
行谷さんは2020年から種なしピーマンの試験栽培を開始。4年目となる今年は約700本を栽培し、過去最高の出荷量の見込みという。「4年目になり、試行錯誤の結果やっとコツを掴んできた」と行谷さん。株間を約90センチ空けることで、収穫作業を効率的に行っているという。
種なしピーマンは、パプリカとししとうを掛け合わせた品種で、肉厚で苦味が少ないのが特徴。行谷さんは「種を取る手間がないので、バーベキューなど屋外の調理にも最適。地元産のピーマンをぜひ手に取ってほしい」と話す。
出荷は7月いっぱい続き、行谷さんの種なしピーマンは、JA湘南の直売所「あさつゆ広場」(寺田縄)やAコープ旭店などで購入できる。