明治から昭和初期にかけ著名文化人、財界人らに愛され多くの別邸が建てられた小田原市南町。いまなお閑静な住宅街として人気の同エリアで、このほど土地約680坪超、建物約700坪という大邸宅が販売されることになり話題を呼んでいます。
物件を手掛けるの㈱マッケンジーハウス小田原支店では、7月15日(土)から「内覧会」を土・日限定で開催します(完全予約制)。ご予約はページ最後にある電話またはメールから。
文化と歴史の趣あふれる住環境
この邸宅の敷地は、元三越呉服店(現・伊勢丹三越)社長であり「小田原三茶人」に数えられる野崎幻庵の別邸があった場所です。
- 西海子小路 徒歩約1分
- 小田原文学館 徒歩約3分
- 三の丸小学校 徒歩約8分
現在も周辺には小田原文学館や桜の名所・西海子(さいかち)小路など、文化の香りが色濃く残っています。
絢爛豪華、まさに特別な空間―
販売される邸宅は、東証一部(当時)上場企業の創業家が私邸として、平成元年に総工費約30億円を掛けて建築したものです。華麗かつ豪華な建物や設備を少しだけご紹介します。
玄関ドアを開けるとシャンデリアが映える総大理石のエントランス、サーキュラー階段とともにエレガントな空間を演出しています。1階を進むと、陽光をたっぷり取り込んだ約200帖超という大リビングルームへ。オープンキッチンとダイニングも併設され、さらに15帖の和室と充実の住空間となっています。
階段を2階に上がると開放感たっぷりのテラスが。遠くに潮騒を聞きながら、ホッとするひと時が過ごせそうです。その奥にある70帖を超えるウォークインクローゼットもぜひご自身の目でご覧ください。
人生を豊かに、楽しく
1階には屋内プール、地下に160帖のパーティールームとリゾートホテルさながらの設備も。マッケンジーハウスの担当者は、「人生を豊かに楽しく彩る、寛ぎの拠点にいかがでしょうか。内覧会でその魅力を感じていただきたい」と呼びかけています。
国登録有形文化財 茶室「葉雨庵」の名残り
野崎幻庵の別邸には茶室「葉雨庵」が建てられ、後に国登録有形文化財に指定されました。現在は残念ながら茶室はありませんが、中庭には当時の茶人らが眺望を楽しんだという庭園の景色が残されています。