リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場の一角に6月17日、工事現場や工事の様子が一望できる「さがみはらリニアひろば」が開園した。JR東海によると、工事現場内に保護具を付けずに見学できるスペースを設置するのはリニア建設で初めての試み。
掘削工事により掘り出された土の仮置き場所を一部整備し、設けられた同広場。高さ約10メートル、広さは約1500平方メートルで、広大なリニア駅の工事現場が見渡せる。JR東海の吉川太郎担当課長は「見えなくて不安、という声もあったので安心してもらえると思う。今しか見られない工事を見ていただき、出来上がった時の思い出になれば」と話した。
開園初日には記念撮影コーナーやリニアグッズがもらえる抽選会などの限定イベントも行われ、地元住民ら約360人が訪れた。近隣から父親とイベントに参加した電車好きの兄弟からは「楽しかった」「広場からの景色がすごく良かった」などの声が聞かれた。
同広場は毎週金曜と第1・第3・第5土曜の午前10時から午後4時に開園予定。詳細はJR東海のホームページで確認することができる。