7月14日 八坂神社「お札まき」
コロナ禍で規模縮小、中止していた八坂神社の「お札まき」と「とつか夏まつり」が4年ぶりに復活し、それぞれ7月14日と15日に実施される。
市の指定無形民俗文化財に指定されているお札まきは、女装した男性が歌に合わせて踊り、渋うちわで札を舞い上げて疫病退散を祈るもの。
コロナ禍以前と同じように行われるのは、4年ぶり。「伝統をこのまま絶やすわけには」と、今年4月ごろに実行委員が立ち上がり準備を進めてきた。八坂神社祭礼実行委員会の西田信之会長は「地域の人からは『やっとできるね』と期待の声をもらった。今回の復活で、次世代に継承することも重要」と話した。
今年は午後5時半に、神社の境内で踊りを披露したあと、周辺地域を2時間ほど踊り歩く。
15日「とつか夏まつり」開催
翌15日には、同じく4年ぶりに「とつか夏まつり」が開催される。
昨年末に結成された「とつか夏まつり実行委員会」は、警備・交通面の安全を考慮しながら企画してきた。
今回は飲食や金魚すくいなど、約140店の屋台が戸塚小学校前からずらりと並ぶ。また、周辺商店会なども独自に出店を準備し、地域全体で祭りを盛り上げる。
同会の片山大蔵会長は「祭りの復活が、地域や世代間の交流につながればうれしい。祭り後の清掃ボランティアも募集中」と話した。

とつか夏まつり2023のチラシ