横須賀市は７月７日、ジャンルやプロ・アマを超えたバンドコンテスト「ＭＩＮＤ ＲＯＣＫ ＡＷＡＲＤ （マインド・ロック・アワード）２０２３」を初開催すると発表した。市が推進する「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」の発展に向けた施策の一環で、”音楽あふれる街”としてのＰＲを展開しながら、交流の場やにぎわい創出を図る。

同アワードは、ロックンロールを音楽のジャンルではなく生き方としてとらえ、「不屈の精神とチャレンジ精神を持つマインドがロックなバンド」に贈られる賞として創設。全国からプロ・アマチュアミュージシャンの参加を呼びかけ、音楽を通じた地域活性化の促進につなげていく。

11月３日（金）には横須賀芸術劇場で「ＹＯＫＯＳＵＫＡ ＲＯＣＫ＇Ｎ ＲＯＬＬ ＦＥＳＴＩＶＡＬ２０２３」と題したライブも企画。コンテスト優勝者はオープニングアクトとして出演するほか、「横須賀ロックンロール大使」への任命やＰＶ撮影などを行い、横須賀の魅力を発信する役割を担う。

内田裕也さん起用

イベントのアイコンには、日本ロック界の草分け的存在として知られ、”ロック・マインド”を生涯貫いた故内田裕也さんを起用した。生前撮影されたメッセージ映像を見て感銘を受けた上地市長自ら、マネジメント事務所へオファーして実現。イベントのキャッチコピーである「Ｌｏｖｅ＆Ｐｅａｃｅ」の文字とともに、内田さんの写真がメインビジュアルに使用されたポスターは、交通広告や全国のライブハウスなどに掲示されるという。

また、企画・総合プロデュースには、ＳＭＡＰなどを担当した音楽プロデューサーの野澤孝智さんが加わり、コンテストの審査員も務める。

７日の記者会見で上地市長は、自身の長年の夢でもあったという同アワードの開催を喜び、「音楽を通じて愛と自由、平和への思いを、この横須賀から全国、全世界に伝えたい」と意気込みを語った。

全国から広く募集

申込受付は８月24日（木）まで。２曲（10分程度）の演奏動画を収めたＤＶＤを郵送するか、Ｙｏｕｔｕｂｅ等の動画サイトのＵＲＬを送付するＷｅｂエントリーのいずれかで応募する。プロ・アマチュア不問で、40歳以上のメンバーが１人以上、または40歳以上のソロでも参加できる。

書類および音源・動画による一次審査後、10月７日（土）に大滝町のライブハウス「ヤンガーザンイエスタディ」で最終審査を実施する。詳細は公式ＨＰ（【URL】https://mindrockaward.com/）、またはイベント事務局【電話】０４６・８２２・８４２７