国内にある原子力発電所の耐震性の脆弱さを指摘し、危険な状態にあることを伝えている元裁判長の樋口英明氏を追ったドキュメンタリー映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』が8月5日(土)、西逸見町の横須賀市生涯学習センター大学習室で開かれる。市民有志でつくる同作品の横須賀上映実行委員会の主催。
原作は樋口氏の著書である「私が原発を止めた理由」。多くのデータを提示し、環境問題を原発の運転継続の根拠としている政府方針を厳しく批判する。このほかに、東日本大震災の放射能被災で一度はあきらめた農業を太陽光発電の導入で復活に挑む福島県の農家4人の姿も描いている。上映後には、作品を手掛けた小原浩靖監督と神奈川県内でソーラーシェアリングを実践する農家の小山田大和さんによるトークもある。
上映時間は午前10時30分と午後2時30分の2回。前売り券1000円(当日1200円)で大滝町の品川文化堂ほかで販売中。問い合わせは同会の松澤さん【携帯電話】090・2901・0862