【戸塚区・泉区周辺 歴史散歩】 横根稲荷神社 「巴御前」縁の井戸も

シェアする
【戸塚区・泉区周辺 歴史散歩】 横根稲荷神社 「巴御前」縁の井戸も
横根稲荷神社と感念井戸

泉区内では標高の高い場所となり眺望最高

 かまくらみちから泉警察署方面に少し入ったところに「横根稲荷神社」がある。泉区内では標高の高い場所となり、視界の開けた南西には富士山、丹沢、大山が見渡せ、この地域は関東の富士見百景にも選ばれている。

 創建年代は不明だが、1819(文政2)年にされた文書に「村内に病人や厄災が度々発生した。老人が言うには『昔、横根原に小さな社が祀られていたが、廃祠同然になっていたので、祟りであろう』ということになり、再建した」(要約)と記されている。

 この神社には昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で秋元才加さんが好演した巴御前にまつわる謂れがある。「和田義盛の所に身を寄せていた巴御前は、和田合戦の後、信州に落ち延びた。その道中、夕方になったのでこの地で夜を明かした。翌朝、井戸の水で化粧をした」と言われ、その井戸は感念井戸と呼ばれている。この井戸は最近発掘され、それまでは存在を疑う人もいたそう。

住所

神奈川県横浜市横根稲荷神社

公開日:2023-08-13

関連タグ