小田原市の国指定史跡「石垣山」が指定地の範囲を追加!南曲輪、本城曲輪など

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小田原市の国指定史跡「石垣山」が指定地の範囲を追加!南曲輪、本城曲輪など
追加指定される南曲輪の石垣

国の文化審議会(佐藤信会長)は7月21日、国指定史跡「石垣山」(小田原市早川)について、指定地の範囲を追加するよう文部科学大臣に答申した。

追加指定されるのは石垣山南側の南曲輪、西曲輪、本城曲輪の一部(約5800平方メートル)。これにより指定面積は約4万8200平方メートルとなる。

石垣山は1590(天正18)年、北条氏攻めの本陣として豊臣秀吉により築かれた陣城跡。築城の過程を隠し、一夜にして姿を現したという言い伝えから「一夜城」の名前でも知られる。

また関東で最初に造られた総石垣の城でもあり、「野面積み」という石積みが特徴。小田原攻め以降、使用や改修の形跡がなく、築城当時の姿を伝えているとされる。

1959年に国史跡に指定、2006年に1度目の追加指定を受けている。

住所

神奈川県小田原市石垣山

公開日:2023-08-11

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