茅ヶ崎市役所分庁舎隣のホテル「東横INN茅ヶ崎市役所」内に2023年10月1日(日)、地域貢献施設がオープンします!茅ヶ崎市観光協会が運営主体となり、観光・イベント情報の発信などを通じて地域振興の拠点を目指します。また、同日には市内初のコミュニティFM放送局となる「茅ヶ崎FM(EBOSHI RADIO STATION/愛称「エボラジ」)」も開局します。
地域貢献施設は、同ホテル1階に接続するスペースに設置。ガラス張りで開放感あふれる造りが特徴です。
コミュニティFM局のほか、カフェやコワーキングスペースなど、市民向け貸スペースを軸としたコミュニティスペースを運営、また地域産品やオリジナルグッズの販売も展開するそうです。
施設は市役所前広場とつながるため、空間を生かしたさまざまなイベントの開催も。茅ヶ崎市は「施設の運営によって観光振興に寄与するとともに、FM局の放送を通じて防災や生活情報の発信はもとより、湘南サウンドに代表される茅ヶ崎らしい音楽文化のさらなる醸成にも期待したい」と話しています。
地域FM局併設
同施設が開設される場所には2010年9月から2016年8月まで、市役所本庁舎の建設に伴い、仮設庁舎が設置されていました。新庁舎の使用開始後に跡地の活用に関する検討が行われ、19年4月に公募プロポーザル型事業者選定によって、大手ホテルチェーンの東横インが優先交渉権者に決定しました。
同社は地上10階建て、客室数249のホテルの建設を21年10月から進めており、7月29日(土)にオープンする。
地域貢献施設は「にぎわいの創出・行政拠点地区の活性化」を目的に、同社がプロポーザル時に提案していたもの。活用についてはこれまで様々な案が検討されてきましたが、昨年末にコミュニティFM局の案が持ち上がり、このほど開局のめどが立ったそうです。
にぎわいの創出に期待
同施設の運営を担う市観光協会の田中賢三会長は「市民の暮らしを守る情報、イベントや音楽等の情報、賑わいの拠点等々、成果を挙げて行きたい」と話しています。
同ホテルのエリアマネジャーの山神美子さんは「茅ヶ崎の魅力発信基地として、ランドマークのような場所になってほしい。来街者に限らず、地元の方にとっても楽しめる憩いの場になれば」と地域貢献への思いをにじませています。