ドキュメンタリー映画『アリラン ラプソディ』劇場公開に先駆け8月4日から川崎市内で上映会

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ドキュメンタリー映画『アリラン ラプソディ』劇場公開に先駆け8月4日から川崎市内で上映会
完成した映画のポスター

川崎南部が舞台

 川崎市ふれあい館(川崎区桜本)の識字学級に通う在日韓国・朝鮮人のハルモニ(おばあちゃん)らを追ったドキュメンタリー映画『アリラン ラプソディ〜海を越えたハルモニたち〜』が8月4日(金)から市内で上映される。植民地支配や戦争に翻弄され、川崎南部で厳しい生活を営んできた歴史も伝える。

金聖雄監督『アリランラプソディー』

 映画は金聖雄(キムソンウン)監督が製作。2023年冬の劇場公開に先駆け、物語の舞台である川崎市で上映会を開催しようと、市民有志が実行委員会を立ち上げて実現した。

 125分の作品は、在日コリアンの集住する桜本地域に集い、老いの今を力強く生きるハルモニたちの生活に寄り添いながら、思いを描く。実行委員長の三浦知人さんによると、川崎桜本地域でハルモニたちが文字を学び、作文を書き、絵を描くなど、今を力いっぱい生きる活動が始められて25年が経過したという。2015年には『平和が一番』と訴え、桜本商店街で地域の人たちとデモ行進を行うと、それを契機に桜本をヘイト団体が「殺せ」「死ね」といったヘイトスピーチを叫び、襲い掛かるようにやってきた。三浦さんは「差別のない世の中を求めてきたのに、社会は大きくゆがんだ」と指摘する。「川崎南部で差別と戦争の時代を力いっぱい生き抜いたハルモニたちが、老いの今を過ごしていることにはじめて気づかれる人もいらっしゃると思う。戦中、戦後の大変な労働で『川崎の発展』を支えてきた在日コリアンの生活史は、まぎれもなく川崎の地域史に刻まれるべき大きな足跡を残してきた」と述べる。三浦さんは、ハルモニたちの歩んだ経験知に触れ、歴史を追体験することは、これからの共生社会を生きる主体として、大変有意義であるとも強調する。

開催日・場所・時間・トークショー

 上映会では全会場で金聖雄監督とハルモニが登壇し、トークショーを行う。

 開催日、場所、時間は次の通り。開場時間は各30分前。

 ▽4日(金)=川崎市労連会館(川崎区東田町)午後6時〜

 ▽5日(土)=在日大韓基督教会 川崎教会(川崎区桜本)午後2時〜

 ▽15日(火)=川崎市総合自治会館(中原区)午後2時〜、午後6時〜の2回

 ▽21日(月)=川崎市アートセンター アルテリオ映像館(麻生区)午後2時〜、午後6時〜。

 チケットは前売り1300円、当日1500円。予約は同映画公式サイト(https://arirangrhapsody.com/)から。

 問い合わせは三浦さん【電話】080・4656・6014。

開催日

2023年8月4日(金)~2023年8月21日(月)
8月4日/5日/15日/21日

住所

神奈川県川崎市川崎区・中原区・麻生区

費用

チケット:前売り 1,300円、当日 1,500円

問い合わせ

三浦さん

電話

080-4656-6014

080-4656-6014

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公開日:2023-08-04

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