梶ヶ谷地区納涼盆踊り大会実行委員会は、7月28日、29日に4年振りに盆踊りを開催した。梶が谷地区の4町会が連携して実施する久しぶりの夏の催しに、2日間で3000人以上が来場し、大成功となった。
工夫を重ね、開催へ
「どこも同じですが、やはり担い手不足が課題ですね」と開催2週間前に話してくれたのは、実行委員長の梶ヶ谷町内会村田享会長。ポスター制作や当日の売店の運営や櫓の飾りつけも地元の有志で行う手作りのお祭り。4年ぶりで顔ぶれも変わり、不安を抱えながらも、梶ヶ谷地域が一致団結して取り組む一大行事なだけに、皆でアイデアを出し合った。特に課題は、盆踊りの華である「踊り子」の高齢化。これまでは農協の婦人部等にお願いしていたが、今回は各町会で未経験者にも積極的に声をかけ、2回の合同練習も実施した。
町内会へつなげる
「祭りに関わる人を増やすことで、地域への帰属意識を持つ人を増やしたい。楽しいことですから、友達を連れてきたり、みんなで楽しめば輪は広がっていく。そして、日頃の町内会の活動にもつなげていきたい」と思いを語る村田会長。久しぶりの太鼓の音につられ、続々と人々が会場に集まり、今回初めて試みたフィナーレの「投げ餅」で、大団円で2日間の幕を閉じた。
沢山の思いのもと開催された梶ヶ谷地区の盆踊り。最後に村田会長は「運営していくのは大変だけど、沢山の人が来てくれてみんな楽しそうでうれしい。楽しいことは残していきたいから、少しずつ世代交代できれば」と笑顔で語った。