神奈川県立歴史博物館(横浜市中区)で10月7日(土)から特別展「足柄の仏像」が始まる。同館が足柄地域2市8町の仏像を紹介するのは初めて。
同館によれば、この地域の仏像は長年大切に守り伝えられ、地域に密着した信仰のよりどころとなっていることから、通常は非公開や公開日が限定されていることが多いという。
展示では、萬巻上人坐像(箱根町・箱根神社)、釈迦如来立像(小田原市・東学寺)、十一面観音菩薩立像(南足柄市・保福寺)、地蔵菩薩坐像(同・弘済寺)、薬師如来坐像(同・中沼薬師堂)、北条時頼坐像(大井町・最明寺)など約80件の仏像・神像・肖像彫刻・仮面が公開される。同館では「足柄の文化や歴史、文化財を知るためのきっかけになれば」と話している。
詳細は同館ホームページ(https://ch.kanagawa-museum.jp/exhibition/8887)。