たわわの稲を守る「かかし」
高い秋空の下、たわわに実った稲をカラスなどの害獣から守る–。
舞岡公園小谷戸の里(舞岡町1764)で、10月15日(日)まで「案山子まつり」が開かれている=写真。
今回で31回目を迎える秋の恒例行事。日本の農村文化を次世代に伝え残しながら、親しんでもらうことを目的としている。市内の幼稚園児や小学生、個人、同所のボランティアらが自然素材や古着などを使って手作りしたかかしを、黄金色の稲が育つ田んぼに展示。時世をモチーフにしたり、人気ゲームやアニメのキャラクターをイメージしたりした個性豊かなかかしが36体が並ぶ。
期間中は、好みのかかしを2つ選べる人気投票が行われ、投票結果は11月初旬に公園内掲示板などで発表される。
かかしを見た人は「ユニークなものばかりで、楽しめた」と笑顔だった。