周辺に熊野神社市民の森が広がり、散策の目的地としても人気の師岡熊野神社は、関東地方における熊野信仰の根拠地として、また、横浜北部の総鎮守の宮として古来より広く篤い崇敬を受けてきました。
「八咫烏」のサッカー御守
2024年(令和6年)には創建1,300年の節目を迎える由緒ある社で今、にわかに注目を集めているのが、サッカー日本代表ユニフォームの胸に刻まれている「八咫烏」のエンブレムやマスコットを用いた御守(初穂料は1体800円)。サッカーワールドカップの開幕を2022年11月20日に控え、サッカー大絵馬も置かれており、サッカー御守を授与されると、日本代表チームへの熱いメッセージを書き記すことができます。
サッカー御守、サッカー大絵馬ともに公益財団法人日本サッカー協会公認。
- なぜここにサッカー御守、サッカー大絵馬があるのか、師岡熊野神社の権禰宜、松尾寛一さんに聞きました。
師岡熊野神社のご本家は、和歌山の熊野三社(本宮大社、那智大社、速玉大社)で、御神紋としているのが3本足のカラス、八咫烏です。そして、活躍が期待されるサッカー日本代表チームの胸に輝いているエンブレムも八咫烏。1931年(昭和6年)に日本代表チームのマークとして制定されました。
日本にサッカーが紹介されたのは明治時代初期とされ、1902年(明治35年)には米国の『アッソシェーション・フットボール』が中村覚之助氏の手で翻訳されました。その中村氏の出身が、和歌山県は熊野三山にほど近い勝浦だったという縁や、八咫烏が3本足で、足に縁があるということから八咫烏をマークにすることが推奨されました。その後、中村氏の遺志を継いだ日本サッカー協会が正式にシンボルマークとしたそうです。
師岡熊野神社でサッカー御守が頒布されるようになったのは、2002年日韓ワールドカップの開催時。師岡熊野神社の御神紋は八咫烏で、近くには決勝の舞台にもなった横浜国際総合競技場があったことから、御守の頒布にふさわしいとして始まりました。
このサッカー御守は、年間およそ1,000体が頒布されており、日本代表を応援する人のほか、サッカー少年たちがバッグに下げるなどの目的で求めていくそうです。
サッカー大絵馬
そして、サッカー大絵馬が設置されたのはカタールで11月20日に開幕する2022FIFAワールドカップまであと1カ月となった2022年10月20日。この大会で日本代表の雄姿が見られる限り続けられるそうです。
「目指せベスト4!!」
「選手たちが全力で戦い抜けますように」
「がんばれ日本 大然応援してる!!」
2022年11月10日時点では既に多くのメッセージが書き込まれていました。このサッカー大絵馬は、テレビ番組の取材も受けるなど地域内外で話題となっているようです。
スポーツ観戦が趣味の一つという松尾さん。11月23日に始まる日本代表戦について、「(日本はドイツ、コスタリカ、スペインと同組のEグループに)厳しいグループですが、世界が驚くような、語り継がれるような試合をしてほしいですね」と期待を胸に、「どうぞ日本代表を応援するためにも、御守をお求めにお越しください」と話していました。
郵送でも
サッカー御守は全4種。新エンブレム(青)、新エンブレム(小)、マスコット(兄)、マスコット(弟)があります。代金引換で郵送(送料別途※発送に時間がかかる場合あり)も可能です。郵送希望の方は師岡熊野神社ホームページ内「サッカー御守」案内ページ(http://www.kumanojinja.or.jp/p%20sakka%20omamori/yata.html)参照を。
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