毎年、正月の風物詩として親しまれている寒川神社(神奈川県寒川町)神門に飾り付けられる迎春ねぶたが2018年に向けてお目見えします。点灯式は12月20日(水)16時頃から行われ、ねぶた囃子が奉納される予定です。
この迎春ねぶたをくぐると厄除けになると言い伝えられており、寒川神社は毎年大勢の初詣客で賑わいを見せます。なお、20日は試験点灯で、本点灯は2018年(平成30年) 1月1日(月・祝)24時から2月3日(土)まで。正月三が日は夜通し、4日(木)以降は日没から22時までの点灯となります。
青森ねぶた師が描く“寒川ねぶた”
平成9年に行われた御社殿竣功から20周年という節目を迎える記念すべき今回の迎春ねぶた。作品は、青森ねぶた師の北村蓮明師が制作した「奉祝 御社殿御造営竣功二十年」。毎年干支をテーマに作成されてきた迎春ねぶたは5年前に一巡したことから、2013年(平成25年)から古事記の編纂1300年にちなみ古事記の「神話」へとテーマが変更されました。
富士山と夕陽、青龍が登場
横幅9m、高さ2.6m、奥行き1.7mの大きさで使用される電球数は約300球。
ねぶたの絵は、御社殿を中心に清流相模川が流れ、西には霊峰富士山を望める寒川神社を取り巻く風景が表現されています。また、寒川神社は夏至と冬至に富士山山頂に沈む夕陽を拝む場所として鎮座。富士山に沈む太陽が描かれています。さらに、八方除・方位除の神様と信仰されていることから四神の一つである青龍も配置。
力強い描写とともに躍動感溢れる“寒川ねぶた”を間近で見ることができます。
ねぶたに「継承」の思い込め
制作を手掛けた北村蓮明師は、「寒川神社では長い歴史の中で幾度となく御社殿の御造営が行われてきましたが、様々なものが変化していく中でも神様を『祀り』そして『祈り』を捧げるという本質的な部分はいつの時代にも決して変わらず、今日まで継承してきました。今後もその思いが変わることがありません。御社殿御造営竣功二十年を機に、その思いを皆様にお伝え申し上げる意味を込めて製作しました」と話しています。
2月3日まで飾られる迎春ねぶた。ぜひ年末、初詣は寒川神社に足を運んでみては?