2028年ロサンゼルス五輪の追加種目にラクロスが採用された。120年ぶりの復活を記念し、11月11日(土)には女子日本代表選手を招いた競技の体験会が潮風スポーツ公園で開かれる。
ラクロスは、網のついたスティックで球を奪い合い、相手ゴールへのシュートで得点を争う競技。スピード感と激しい攻防から「地上最速の格闘球技」と呼ばれる。
もともとは、サッカーやグラウンドゴルフに使われていた同公園。練習場所の確保に苦慮していた大学生チームなどが、2018年頃からラクロスコートとして利用し始めたことを踏まえ、指定管理者であるスポーツプラザ報徳が選手支援や競技普及をめざして環境整備に乗り出した。
20年には、ピンク色の10人制女子ラクロス専用ラインを用意。ただロス五輪種目には6人制が候補に挙がっていたため、紫色のラインも追加した。これまでラグビーのラインを使ったり、選手自ら養生テープを貼ったりするなど、距離感が曖昧なうえに手間が掛かっていた女子日本代表選手もここで強化練習を実施。その甲斐あってか、昨年の世界大会(10人制)では、歴代最高タイの5位に入賞した。