川崎と本を好きになって
2024年、川崎市制が100年の節目を迎える。これを機に、地元への関心を深めてもらおうと、JR鹿島田駅前にある北野書店(北野嘉信社長)は1月3日㈬まで、川崎にまつわる本を並べ、自由に読めるスペースを店内に開設する。「川崎と本を好きになってもらえれば」と同店は願いを込める。
川崎の昔話や郷土史をはじめ、地域ゆかりの文化人の著書やサッカーJ1・川崎フロンターレにまつわる書籍、多摩川関連の本などを並べる。『からすのパンやさん』などで知られ、鹿島田にゆかりのある絵本作家・かこさとしさんや、中原区在住の科学者で川崎市名誉市民の藤嶋昭さんが著した子ども向けの科学本なども揃える。川崎やかこさんの作品にちなんだかるたも置き、自由に遊べるようにする。
感謝の気持ちを形に
1947年創業の同書店は、神奈川県、川崎市やその近隣を中心に学校、公共図書館、学校図書館、官公庁への納入や図書装備を行っている。地域とのつながりの中で自社で出版を手掛けるケースもあるという。「地元に密着しているからこそ、さまざまな人に支えられている。新年と市制100年を迎えるにあたり、感謝の気持ちを形にできればとの思いから企画した」と同社担当者は説明し、気持ちを新たにする。











