【記者レポ】「神奈川県西２市８町の良いモノをあつめました」　リニューアルした通販サイト｢おだはこさん｣の魅力

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小田原紙器工業株式会社（高橋康徳代表）が地域貢献として取り組む通販サイト「おだはこさん」（https://oda-hako.com/）がリニューアルし、2024年から本格稼働！神奈川県の県西部の企業、個人事業主と全国をつなぐ「かけ橋」となることを目標に、同社の若手社員らが中心となり「県西２市８町の良いモノ」を集めた”超地域密着型”の通販サイト。そんな「おだはこさん」の魅力をレポート！　

「コロナ禍で打撃を受けた取引先を助けたい」との気持ちから通販サイトを立ち上げ

運営する小田原紙器工業は、その名の通り箱などの紙器パッケージ製作を手掛ける企業。コロナ禍で大打撃を受けた取引先の販路解決の糸口にしたいと2020年に同社が立ち上げたのが通販サイト「おだはこさん」です。

取引先も「ネット通販は初めて、本当に売れるのかな」と不安の中でスタートしたサイトでしたが、近隣だけでなく次第に日本全国あちこちから注文が増加。

小田原紙器工業は「小田原・箱根をはじめ、神奈川県西部には魅力あふれる商品が多いことを今更ながらに実感した」と言います。

手間ひまをかけて作られた品は、他にはない魅力的な商品ばかり。同時に「ウェブやＳＮＳには疎くて…」とこだわりを伝える方法に悩む声も多かったと言います。そこで「つくりての物語も伝えるサイトにしなければ」と全面リニューアルを決意したとのことです。

「つくりて」の思いを発信

新サイトでは地域を選択する「エリア」に加え、「つくりて」からも商品を探すことができるのが特徴。つくりて紹介ページでは商品の開発秘話や美味しさの秘密などのこだわりを取材し掲載しています。「実際に商品が生まれる現場に行くことができるからこそ、わかることがある」と、記事にも熱が入ります。

購入者にとっても地域のルーツを知るきっかけにもなり、より満足のいく商品選びができることにもつながり、出品者が増えるほどストーリーが積み重なり、相乗効果で地域の魅力も広がっていきます。さらに、インスタグラムなどＳＮＳも活用することで、魅力発信力もUP。

そんなおだはこさんの「つくりて」の記事の１つをご紹介します！

つくりて：株式会社加藤兵太郎商店（小田原市）創業170年以上、老舗味噌蔵

　

株式会社加藤兵太郎商店は、小田原市の工場にて味噌醸造を行う企業です。嘉永3年に初代の精米業から始まり、現在は7代目・加藤篤さんが継いでいます。米麹と大豆と塩から造る米みそが特徴であり、「いいちみそ」のブランドで展開しています。古民家を利用した蔵元直売店にて販売しており、調理味噌や味噌を使った菓子等、ギフト用商品も取り揃えています。

木桶へのこだわり…現代では扱いやすいステンレスやFRP素材のタンクなどが主流になり、木桶でお味噌を醸造するお味噌屋さんは減ってきました。しかし加藤兵太郎商店では木桶にこだわり、木桶を大事に使い続けているそうです。それは、長年使用した木桶には菌が住み着き、その木桶で熟成させることで、加藤兵太郎商店特有の味とコクを醸し出すからです。だから美味しい、とは一概に言えませんが、少なくとも加藤兵太郎商店のオリジナリティを生み出すといいます。大量生産品とは一線を画す味噌作りに一役買っているわけなのです。