南足柄市の夕日の滝では1月末、連日の寒波によって流れ落ちる水が凍結、氷柱ができたことにより、芸術的な姿を作り出していた。
寒波が訪れるこの時季にだけ見られる造形美は「知る人ぞ知る足柄の絶景」として毎年観光客らが見物に訪れている。秦野市在住の男性(72)は「これまで10回以上は見に来ている。今年は暖冬の影響で氷が少ないが、干支の龍のように綺麗だった」と話した。
夕日の滝は酒匂川の支流内川にかかる落差23m、幅5mの滝で、金太郎が産湯をつかった滝との伝承があり、夕日に映える美しい姿が名前の由来ともいわれている。