地域の恒例行事に
区役所ロビーを主な会場にほぼ毎月開催されている「花コンサート」が、次回2月25日(日)に開催250回を迎える。主催の高津区ではこれを記念して、市民館(大会議室)での開催を決定。多くの来場を呼び掛けている。
このコンサートは、住民のやすらぎのひと時と、出会いと交流の促進、地域文化の向上等を目的に、高津区総合庁舎オープン1周年を記念して1994年にスタートしたもの。プロの演奏家らによる親しみやすいクラシック曲などを中心に、気軽に音楽が楽しめるとあって人気を博し、2007年には100回記念コンサートが行われるなど地域の恒例行事として親しまれている。
実施方法に工夫も
当初は平日の昼に開催されていたこの企画。だがコロナ禍に見舞われて以降は、庁内の密集を避けるため閉庁日に開催したり、オンライン配信や事前予約制を試みたりと、様々な実施方法を模索してきた。
こうした苦難を乗り越え、辿り着いた「開催250回」の節目に、区の取組みとしてこの事業を担う地域振興課(【電話】044・861・3140)は「ぜひ多くの方に足を運んでもらえれば」とコメント。こうした節目の開催時は高津市民館の大会議室を会場にすることが多く、今回も慣例に倣い2月25日(日)午後2時から「記念『花コンサート』」と銘打ち2組の演者がクラシック音楽を中心とした知名度の高い楽曲演奏で会場を盛り上げる予定となっている。入場無料で事前申込不要(定員300人)。
川崎市制100周年の事業として開かれる「全国都市緑化かわさきフェア」のPRも兼ね、当日の来場者には「花の種」が配布される。