【横須賀美術館】名作誕生の立役者に焦点「鈴木敏夫とジブリ展」3月20日~6月18日まで

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【横須賀美術館】名作誕生の立役者に焦点「鈴木敏夫とジブリ展」3月20日~6月18日まで

 アカデミー賞受賞作『君たちはどう生きるか』をはじめとする世界中から注目を集めるアニメ作品を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫氏の原点とこれまでの仕事に焦点を当てた「鈴木敏夫とジブリ展」=左写真=が3月20日㈬から横須賀美術館(鴨居4の1)で開かれる。全国7カ所を巡ってきた人気展で神奈川では初の開催。同館の展示企画としては異例の民間事業者を交えた委員会形式で実施される。会期は6月18日㈫まで。期間中、11万人の来場者を見込む。

11万人の来場目標

 戦後の名古屋で生まれ育った鈴木氏が影響を受けてきた映画作品や書籍を紹介するととともに、スタジオジブリの誕生秘話などを楽しむことができる。「鈴木敏夫の本棚」と題した空間には約8800冊の書籍が置かれており、鈴木氏の頭の中を覗いてみるような感覚を味わえる。実際に手にして閲覧できるものもある。無類の映画好きである鈴木氏が幼少期から見てきた映画作品のコレクションも展示される。

 このほかに会場内には、大ヒット作『千と千尋の神隠し』に登場する約3mの大きさの「湯婆婆(ゆばーば)」と「銭婆(ぜにーば)」の恋愛・開運おみくじや『となりのトトロ』コーナーなど映画の世界を感じられる仕掛けが随所に。鈴木氏が書いたジブリ作品の名セリフを巨大オブジェにした「吊り文字」などのフォトスポットも用意される。

 関連企画として、美術館前の芝生スペースで巨大バルーンの設置(4月13日㈯・14日㈰)などが計画されている。

 主催は同神奈川展開催委員会。誘致は構成メンバーの㈱トライアングルの主導で実現した。人気コンテンツを活用した地域の魅力発信に挑戦する。同委員会では市内周遊を促すスタンプラリーなどを通じて地域経済の活性化につなげる考え。

 観覧料は一般2000円で中学生以下と市内在住・在学の高校生は無料。事前予約制。

 問い合わせは横須賀市コールセンター☎046・822・4000

撮影:新木経惟
鈴木敏夫(すずき・としお)

愛知県名古屋市生まれ。スタジオジブリ・プロデューサー。慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。「アニメージュ」の創刊に参加し、副編集長、編集長を務める傍ら、高畑勲・宮﨑駿作品の製作に関わる。1985年にスタジオジブリの設立に参加。89年からスタジオジブリ専従。以後ほぼすべての劇場作品をプロデュースする。

建物にも見惚れる

横須賀美術館(提供:同館)

会場の横須賀美術館は先ごろ、建築界のノーベル賞と称される米プリツカー賞を受賞した建築家の山本理顕氏の代表作のひとつ。時を得た話題となっている。以下は同館の建設時期に山本氏とやり取りをしていた市役所職員(当時)の佐藤正弘さんのコメント。

《当時から名声を集める建築家でしたが、権威的なところはなく飾らない、穏やかな人。一方で譲れないところは譲れないという芯を持っていて、相手の意見を踏まえた代替策を用意する、というやり方でした。同館は室内から外の自然を感じることをコンセプトの一つにしていました。壁に穴をあけて外光を取り入れるということですが、美術品にとって日光は大敵。今では施設の特徴となっている天井や壁面にある大小の丸穴の位置、大きさは入念な調整を経て完成したものです。そんな過程を想像しながら建物を見ると魅力がさらに増すはずです》

開催日

2024年3月20日(水)~2024年6月18日(火)

住所

神奈川県横須賀市横須賀美術館

費用

観覧料:一般2000円
    ※中学生以下と市内在住・在学の高校生は無料

問い合わせ

横須賀市コールセンター

電話

046-822-4000

046-822-4000

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公開日:2024-03-15

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