横須賀市は、横須賀製鉄所で副首長を務めたフランス人技師、ティボディエの邸宅として1869年ごろに建設された西洋館「ティボディエ邸」にスポットを当てたガイドブック=写真=を制作した。
現在は屋根を支えるための骨組みに用いられる「トラス」工法など、往年の姿を忠実に再現した施設が汐入町のヴェルニー公園内に移設されており、観光周遊の拠点施設としての役割を果たしていている。
ガイドブックでは、テイボディエ邸の特徴や展示品を紹介するとともに、横須賀製鉄所の誕生経緯から果たしてきた役割、日本の近代化のあゆみなどもわかりやすく解説している。
A4判フルカラー、全30ページ。同施設で3月15日㈮発売。価格は500円(税込)。