総合的な学習の一環で地元飲食店やパン屋とコラボ
市立瀬谷小学校(藤田陽子校長)の5年生がこのほど、飲食店やパン屋とコラボレーションしたオリジナルメニュー、レシピ本を作成した。瀬谷駅周辺のお店の魅力を発信して活性化につなげようというもので、それぞれの店舗で販売、配架されている。
この取り組みは2023年度の総合的な学習の一環。5年生の3クラスが、それぞれ独自の学習を進めた。
アメリカンバーガー
1組はNPO法人でっかいそらが運営する障がい福祉事業所「café CALME」(瀬谷5の15の6)とコラボ。様々なメニューを考案し、スタッフと協力してアメリカンを意識した「瀬谷小×カルムバーガー」(スープ・サラダ付き600円)を作りあげた。
卵焼きやトマト、ベーコン、レタスなどを挟むバンズは、同法人の事業所「ラ・メール」のパンを使っている。「たくさんの失敗を生かして作りました」と徳永杏さん。バンズが野菜の水分でふやけないよう、挟む順番などを工夫したという。「努力して完成した商品なので、ぜひ食べて欲しいです」と呼びかける。
地産地消のとんぺい焼き
2組が連携したのは「たまごCaféごはん」(瀬谷4の9の1)。児童考案のとんぺい焼きを含む「瀬谷小コラボ定食セット」(600円)が4月6日(土)まで販売されている。8日(月)以降にとんぺい焼き(450円)が単品メニューとして加わる予定。
「地産地消にこだわりました」と清水創一さん。店舗と相談し、オリジナルの「瀬谷弁当」のなかから、県産の肉や卵、市内産のキャベツなどを使ったとんペい焼きを提供することになった。「改良を重ねました。地元の食材がたくさん入っているので、それを考えながら食べて欲しいです」と期待する。
8種類のパン紹介
3組は「あさかベーカリー」(瀬谷4の28の9)の協力のもと学習を進め、その成果を盛り込んだレシピ本を作成。同店で配布している(無くなり次第終了)。
レシピ本では「ラスク」「スノーフレスク」「のうこうチョコパン」「オリジナルサンド」「フルフルフルーツサンド」「カラフルサンド」「せや5の3ド」「モンキーパン」の8種類を掲載。材料や作り方、注意点などを写真付きで分かりやすく解説している。「何回も試作した結果を載せています」と加藤綾華さん。「パンを買う時にレシピ本を手に取り、実際に作ってもらえるとうれしいです」と話す。