『ママ＆キッズのあこがれお仕事体験フェスタ』の中で

　多摩区に拠点を構える演劇スクール「ＩＫＵＴＡアクターズスタジオ」に所属する小学３年生から高校１年生までの子どもたち６人が５月12日（日）、ラゾーナ川崎プラザ（幸区）で行われるイベントの中で、大舞台での落語の高座に挑戦する。

　６人は普段、同スクールで演劇と表現を学んでいる。稽古の一環として落語や漫才なども練習に取り入れており、その成果を発表する場として、自主公演の他にも地域のイベントに出演してきた。

「子ども落語」の存在を広めたい

　そんな中、２０２３年12月に同スクールが主催したクリスマス寄席で、子どもたちの高座が今回のイベント『ママ＆キッズのあこがれお仕事体験フェスタ』の主催者である市民団体「ミライアルかわさき」の目にとまった。立派に落語を演じる姿に感銘を受け、イベント内のステージ出演を打診。６人は初めて大きな舞台での高座を務めることになった。『佐々木政談』を披露する室田明香さん（高校１年）は、「子どもが落語をすることに面白味があると思う。大舞台で子ども落語の存在を広めたい」と意気込みを語る。

　同イベントは親子を対象に、仕事と健康をテーマに開催。６人のステージ出演は午後１時から45分間。無料。当日参加可、予約すると前列で観覧可。

　イベントの問い合わせは【メール】miraiallkawasaki@gmail.com。