小田原城天守閣で5月31日(日)まで、収蔵優品展「武者の装い」が行われている。同天守閣収蔵の資料のみで構成される収蔵優品展は、2016年のリニューアルオープン後初の開催。戦国時代から江戸時代後期にわたる鎧や兜、馬具など約50点が公開されている。
会場には北条氏一族の北条氏規が着用したと伝わる「腹巻(鎧の一種)」をはじめ、北条氏の家紋「三つ鱗」があしらわれた武具、小田原藩ゆかりの品々などが並ぶ。鉄や組み紐、漆などを駆使した当時の職人による緻密な手仕事を、間近に鑑賞することができる。
武具は武士にとって合戦の実用品であると同時に、自らの死に際を彩る「晴れ着」としての側面も持っていたという。機能性だけでなく、持ち主のこだわりや信仰心も色濃く反映されており、担当学芸員は「着用者の宗教観や美意識が見て取れる点に注目してほしい」と話している。
入館料は一般千円、小中学生300円。小田原市民料金あり。












