オフィスや大型商業施設、市民病院の清掃のほか、ビルメンテナンス業、資材販売、家事代行サービスの運営など、幅広く業務を展開するのが、横浜市戸塚区汲沢町に本社を構える株式会社横浜セイビ(川口大治代表取締役社長)。高い専門性を持った社員が責任感を持ちながら、やりがいを持って業務に励んでいます。
- 今回は横浜セイビの未来の切り開く若手社員、川崎市立多摩病院で院内の清掃業務に取り組む大竹庸介さんと、家事代行サービスのコピエのコンシュルジュ・涌井美里さんに仕事のやりがい、面白さを語ってもらいました!
「清掃で良好な医療現場を維持したい」
川崎市立多摩病院で院内の清掃業務に取り組む大竹庸介さん
大病をしたり、お母様の介護をしたりし、社会から数年間離れていた時期がある大竹さんは2022年、横浜セイビに入社。配属は自宅近くの市立多摩病院でした。直属の上司の仁藤誠所長の下、1から病院での清掃の手法を学んで行きます。「以前は飲食店で調理・接客をしていました。異業種での挑戦でしたね」と大竹さん。
業務内容は診察室、ナース室、病室の清掃です。感染症や注射針の廃棄などリスクが伴う病院での清掃業務は、コロナ禍と相まって難易度はより高い状況でした。「病院という特殊な環境での清掃は専門性を必要とします。1つ1つ身体で覚えていきました」と大竹さんは語ります。
スタッフ間の意見を集め、現場の声を上司(会社側)に届ける重要な役割も担っています。「清掃をただやるだけでは、モチベーションは下がってしまいます。課題を全員で共有することが技術力向上につながります」
こうした姿勢が評価され、大竹さんは病院側が主催する会議に1年間にわたり参加。院内の環境をよりよく維持するための意見交換を積極的に行っています。「自身のレベルをさらに上げるため、医療知識を身に着けたいと考えています。それを他のスタッフに伝えていきたい。病院内を綺麗にすることは当然で、人が気づかないところも清潔にしたい」と今後の展望を大竹さん力強く話します。
「お客様の『ありがとう!』が嬉しい」
家事代行サービスのコピエのコンシュルジュ・涌井美里さん
涌井美里さんは、料理の専門学校を卒業後、イタリアレストランで6年間料理人として働いていた経歴を持ちます。約2年前、「家のお掃除が好きだったこと、お料理も作れるので、『やってみよう!』」と同社に入社。持ち前の明るさと丁寧に仕事に取り組む姿勢で「プロ」としての専門性を高めています。
シニア層の利用の仕方
現在担当するお客様は横浜市内、戸塚区内、湘南エリアに約20組。年齢層は幅広いですが、70代~ 80代のご年配の方たちと、30代~40代のお仕事がお忙しく、同時に子育て世代の方たちが多い。
シニア層のご依頼では、キッチンやお風呂、トイレ、水回りの清掃、掃除機がけ、床拭きが多いといいます。「膝がみ痛み、しゃがめない」というご当人にとっては本当に辛い困りごとのお声をよく耳にします。月に2、3回。2時間から3時間でのご利用が中心です。「お客様の生活のリズムに馴染んでいっているなぁと感じられるは嬉しいですね」と目じりを下げます。
気をつけている点は、ゆっくり、はっきり話かけ、家の中のどこを掃除するのかまず伝えること。「そうすると私が次にどこに移動するのかが分かり、お客様が安心されるんです」。 もちろん、お掃除はプロの技術力を生かし、丁寧に隅々まで行います。こうした細やかな心配りと高い専門性が人気を呼んでいる秘訣です。
子育て世代の利用の仕方
もう一方のご利用で多いのが子育て世代。共働きで時間が取れないなか、休日にすべての家事をやることは大変なため、月に1、2回の水回りの清掃、部屋の片づけなどのご依頼が多い。
最近増えているのが、お料理のご依頼。夜7時過ぎに疲れて帰宅し、お腹が空いたお子様のために夕飯作りをしなければならないけれど、体力的に厳しい。けれど「スーパーマーケットの総菜ではなく、栄養を考えたちゃんとした食事をとらせたい」という方からのご依頼が増えています。週に1回ご自宅に入り、2日、3日間の作り置きするとのこと。冷蔵庫にあるもので作ることもありますが、お子様のリクエストに応えることが中心。ハンバーグやから揚げなどがやっぱり人気です。
仕事のやりがい
涌井さんが仕事のやりがいを感じるのは、直接感謝の言葉をお伝えしていただいた時と言います。そして家事代行サービスの役割としては「ご年配の方お二人、お一人暮らしの方が少しでも生活しやすくなるお手伝いができると思います。子育て世代の方では、どうしても奥様の負担が大きいと思います。月に1回でも家事代行を利用していただき、ご主人様、お子様とゆっくり過ごせる時間を作ってもらえらたらと思いますね」と語ります。
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