山口蓬春記念館では夏季企画展前期として「祇園会と古都の情景」を開催中。7月28日(日)まで。
祇園会とは平安時代から近世に至るまで、数多くの作品に繰り返し描かれてきた祭礼。蓬春コレクションの中でも傑出している伝・土佐光吉筆『十二ヶ月風俗図』には祇園会を中心として、京洛の人々の1年を巡る営みが生き生きと描かれている。
同展示では『十二ヶ月風俗図』をはじめ、琳派の祖とされる俵屋宗達『伊勢物語図色紙』、幕末の女流歌人・大田垣蓮月『騎馬人物画賛』など、やまと絵による祭礼図や年中行事絵、月次絵、名所絵を取り上げ、古都の情景や往時の人々の暮らしを偲ぶ。
入館料は一般600円(高校生以下は無料)。団体割引、障害者割引、連携館(葉山しおさい公園・博物館、神奈川県立近代美術館 葉山)割引(100円)あり。
JR逗子駅、京急逗子・葉山駅から京急バス「海岸回り葉山行(逗12)」か「海岸回り葉山福祉文化会館行(逗11)に乗り、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車徒歩2分。
(問)同記念館【電話】046・875・6094