原鉄道模型博物館=西区高島=で開催中の企画展「追憶の横浜・京都 トロリーポール電車展」(4月2日まで)に合わせ、同館が入る横浜三井ビルディング1階に横浜市電と街の歩みを写真で辿るギャラリーが開催されている。
これは、横浜市電保存館=磯子区=とのコラボ企画。明治、大正、昭和にかけての横浜の街と当時の市電の様子が、世界的鉄道愛好家だった原信太郎氏撮影の写真などを交えて11枚展示されている。
同館館長代理の針谷朱美さんは「市電を通すためにトンネルや切り通しが開発され、市電の開通で本牧は市街化された。市電と街の歴史を広く見てほしいと無料スペースに展示しています」と話す。
横浜・京都の路面電車も
同時開催の企画展では路面電車の一種の「トロリーポール電車」に焦点を当て、同形式のまま姿を消した京都市電最後の日の映像などが初公開される。この他「ちんちん電車」の由来となったベル(信鈴)や、1949年まで同形式だった横浜市電の方向幕なども展示。ベルは自分で鳴らすことができる。入館料は大人1000円、中高生700円、小人(4歳以上)500円。65歳以上は特別展期間中700円。問合せは同館【電話】045-640-6699へ。