- 川崎の秋の風物詩ともいえる「かわさきジャズ」が今年も9月20日(金)から11月24日(日)の66日間にわたり、川崎市内で開催されます!2015年のスタート以来10回目となる今年は、市制100周年を迎えた川崎市全域で20公演のホールライブと100ステージ以上の地域イベントが開催されます。
- まずは出演者を下記でチェック!
このラインナップを見ただけで気持ちは高まり、体はスイングしてしまいそう!
今年の“顔”に昭和音大4年生の渡邉瑠菜さん
かわさきジャズでは、毎年イベントを盛り上げる「顔」となる川崎ゆかりのミュージシャンを「BRIDGEアーティスト」として選出しています。今年は28組の応募者の中から昭和音楽大学4年生のサックス奏者・渡邉瑠菜さんが選ばれました。
- そこで今回は渡邉さんに、かわさきジャズの楽しみ方やみどころなどを聞きました!
まず気になるのは今年のかわさきジャズのみどころ!
「ジャズと言えばアメリカ発祥の4ビート・スイングのリズムの音楽ですが、今年はそれだけではなく、ブラジルのジャズにもスポットを当てているところです。ブラジルのジャズはさまざまなパーカッションを使い、ラテン、ボサノバの雰囲気を感じられるようなハッピーで熱い音楽。広い意味でのジャズを楽しんでもらいたいです」。
また、演奏以外にも講演会などカルチャーを学べる場も多数あるので、音楽を聞くだけではない、多様な楽しみ方ができるのも魅力です。
レクチャー&ワークショップ
https://www.kawasakijazz.jp/future/
「音楽にあふれるまち」
山梨県出身の渡邉さん。テレビなどを通して感じていた川崎のイメージは「1人暮らしには少し心配」と思っていたそう(!)。ですが、進学を機に川崎を訪れ目にした街並みは意外なものだったと言います。
「音大が2校あり、イベントも活発。音符の形のモニュメントがあったり、音楽にあふれているまちだと感じました。川崎はジャズの発祥となったアメリカの雰囲気と似通う部分もあり、多様なカルチャーが入り混じる川崎でしかできないジャズがあると思います」と川崎の印象を話します。
渡邉さんはステージにも多数出演!どんな演奏をするのか想像が膨らみます。
- そこで「早く聞きたい!」という人のために、7月に報道陣向けに行われたラインナップ発表会で披露された渡邉さんとピアニストの国府弘子さんによるデュオライブを公開!
動画/MYTOWN提供
演奏されたのは国府さんが作曲した「スターランド」。筆者もその場にいた一人ですが、ジャジーな雰囲気に引き込まれ、取材を忘れ思わず聞き入ってしまいました。ぜひその音色に酔いしれてほしいです!
この日が初めての音合わせだったにも関わらず息ぴったりの演奏を披露してくれたお二人。なんと川崎ジャズでも共演します!川崎市文化大使でもある国府弘子さんが率いる結成26年のトリオと弱冠21歳の新鋭サックス奏者の渡邉さんが繰り広げるステージは必見、必聴です。
国府弘子スペシャルトリオ+1 ~秋の平均年齢若返り大作戦~https://kawasakijazz.jp/program/detail2024/20241108_2.php
身近なライブから世界最高峰のステージまで
かわさきジャズでは無料で参加できる(一部有料)「まちなかライブ」から国内外で活躍するアーティストによるステージまでたくさんのイベントやライブが予定されています。渡邉さんはまちなかライブに出演するほか、フィナーレを飾る「かわさきジャズ10th Anniversary GRAND FINALE produced by Eric Miyashiro」にも出演されます。
日本で最高峰のオールスターメンバーを揃えたビッグバンドと、昨年ヤマノ・ビッグバンド・ジャズコンテスト優勝の昭和音大 Lilly Jazz Orchestraのフレッシュな演奏が出合います。渡邉さんは「まだ未定の部分も多く、どんな曲が来るかわからないのでドキドキ。エリック・ミヤシロさんはお客さんを見て曲を決めるような面白い方。鍛えられた対応力でステージに臨みたいです」と意気込みます。
プレーヤーと一緒にジャズを楽しもう
ひとくちにジャズと言っても、いろいろな表現方法があります。その日のステージの雰囲気で変わることもあるのがジャズの醍醐味。「ジャズはお客さんのパワーがなくてはならないもの。自分たちもお客さんと共に演奏していると思っています。一緒にかわさきジャズのステージをつくってくれたらうれしいです」と話してくれました。
チケットはかわさきジャズチケットオンラインのほか、JR川崎駅北口「かわさききたテラス」で取り扱い。