第12回きのこ展が9月28日(土)と29日(日)の2日間、パルテノン多摩市民ギャラリーで開催される。午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。主催は東京きのこ同好会多摩支部。
「森・里山・街に生えるきのこ達 実物のキノコに触れてみよう」と題し、採取した野生きのこの展示や会員自慢のきのこ写真・絵の展示、講師によるきのこ相談・きのこ鑑定、パネル展示、きのこグッズの展示などが行われる。
5年ぶりの開催
同展はアマチュアのきのこ同好会では都内最大の東京きのこ同好会が開催する「きのこ展」で、今年が12回目。コロナ禍以降では初となり、5年ぶりに開催される。見どころは生の採取きのこの観察コーナーだ。例年、約200種以上の食用・毒・猛毒きのこが展示され、一目見ようと会場は来場者で埋め尽くされるという。今年の展示は深い森から身近な里山や街で採取した多くの野生きのこを生の状態で観察できる貴重な機会となる。
また、主催者は毎年のように発生しているきのこによる食中毒予防の観点からも、図鑑に載っている写真とは形の違う、野生のきのこに触れることで予防啓発につなげたいという。「身近だけど、ちょっと不思議な存在の『きのこ』について、この機会にぜひ触れてみませんか」と来場を呼びかけている。
入場は無料。きのこ展に関する問合せは東京きのこ同好会の熊谷さん【電話】042・338・0607へ。