福島に暮らす人々の、本当の思いを知ってほしい――。東日本大震災から7年を迎える今年、鴨志田町の飲食店ウチルカでは、福島県の「うつくしま絵手紙の会」による「忘れない展」を3月10日(土)まで開催している。入場無料。
福島県出身で、同店のスタッフである相原あやさんが中心となって企画しているもの。2013年からこの時期にチャリティーの展示を行ってきた。
作品は、福島県の人々の手によるもので、ハガキサイズから大判のものまで30点ほどが並ぶ。震災や原発事故後の日々の思いが、絵と文字でつづられている。「ここ最近は風化のスピードが速く、忘れられていく一方だと感じている。私たちの暮らしに直結する問題だということを考える機会になれば」と相原さんは話す。
会場はウチルカ(鴨志田町561の1)で、時間は午前10時から午後3時まで(日曜は休み)。観覧だけの来店も可能だ。問い合わせは同店【電話】045・961・6522へ。