厚木市旭町にあるハープ教室「グレースハープ厚木店」(厚木市旭町)で、2025年1月から打弦楽器「ハンマー・ダルシマー」の教室が新たに開講します。ゲームミュージックやドラマのテーマ曲にも使用され、「ピアノの先祖」ともいわれるこの楽器。今回は講師を務める小嶋義貴さんに、ハンマー・ダルシマーの魅力や歴史、指導の様子を取材してきました!
名前の由来は「甘い音色」
みなさんは「ハンマー・ダルシマー」という楽器は聞いたことがありますでしょうか。台形の木の箱に約70本の鉄の弦が張ってあり、木のバチ(ハンマー)で弦を叩いて音を出す楽器です。
起源はペルシャ(現在のイラン)のサントゥールとされています。ヨーロッパからの移民によりアメリカにも伝来したと考えられており、日本には1970年代後半に伝わったといわれています。
現在は主にに英語圏に馴染みがあり、名前はDulcimer=「Dolce」+「Melody」を組み合わせることから「甘い音色」と訳されています。取材時に演奏を聴きましたが、その名の通り甘美な音色で癒されます!
- そんなハンマー・ダルシマーですが、習える場所は限られており、厚木市では唯一、神奈川県内で見ても習える教室は数少ないそうです。
マンツーマンで基礎からレッスン、教室は駅徒歩5分
ダルシマー教室は「グレースハープ厚木店」でレッスンを受けることができ、場所は本厚木駅南口から徒歩5分ほどと好立地にあります。ハープ教室は開講20年になるグレースハープで2025年からダルシマー教室をオープンします。
11月からは体験レッスンも受付
レッスンはマンツーマンで行われ、楽器は店内のダルシマーを使用します。「ぜひ手ぶらで通ってください」と小嶋先生。ダルシマーはハープを製作している海外の工房で作られているものが多く、種類も様々。木の面でたたく音と、フェルトを使用した部分でたたく音も全く違うのも楽しい楽器です。ダルシマーを初めて見るという方がほとんどなので、楽器の仕組みや基礎からしっかり指導をしていただきます。
レッスンの料金体系は下記の通りです。
- 入会金:6,000円
~レッスン料金~- 月2回:9,000円
- 月4回:17,000円
開講に先がけて、11月からは体験レッスンも受け付けています。実際のレッスン風景はこちら↓の動画からご覧ください。
ファンタジー感のある音色で、RPGにも使用されているのも納得。お気に入りや弾いてみたい憧れの曲があると、モチベーションも上がりそうですね!
演奏動画もありますので、ご覧ください♪
「ダルシマー王子」の素顔に迫る
ここでは、改めて小嶋先生のプロフィールをご紹介いたします。
小嶋 義貴さん
香川県出身、高松第一高等学校音楽科卒業。「太鼓の達人」というゲームがきっかけで打楽器を始め、現在はマリンバ、ハンマーダルシマーの演奏家として活動中。昭和音楽大学音楽学部弦管打楽器演奏家IIコースを優等賞を得て首席で卒業後、同大学大学院弦管打楽器コースを学長賞を得て首席で修了。第7回オーストラリアマリンバコンクールで優勝、2022年度第38回打楽器新人演奏会において最優秀賞を受賞。趣味:相撲観戦。
意外にも音楽を始めたきっかけはテレビゲームで、ほぼ全ての打楽器を経験されたことがあるそうです。小嶋さんはマリンバのプロ奏者としても活動しており、「ことこと」というグループに所属してYou Tubeにも自身の演奏をアップしているのだとか。
今回の新規開講にあたり、小嶋さんは「ほとんどの方が初めましての楽器になると思いますが、叩けば音が出ますし、子どもから大人までどなたでも始めやすいのが魅力です。」と話していました。
取材をしていても柔らかい雰囲気で、どこか安心感を与えてくれる小嶋さん。グレースハープ厚木店の店長は「○○王子とよく言いますが、小嶋先生はまさに『ダルシマー王子』です。優しい先生なので、安心してレッスンを受けることができます」と太鼓判を押していました!
興味がある方は、ぜひ店舗に問い合わせを。インスタグラムでも情報を発信中!