2024年・横浜市保土ケ谷区の峯小学校が創立100周年 運動会などで節目祝う

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2024年・横浜市保土ケ谷区の峯小学校が創立100周年 運動会などで節目祝う
峯小の航空写真=写真提供:㈱国際総合企画 横浜

 2024年創立100周年を迎えた市立峯小学校(石渡範子校長、児童数578人)。10月26日に行われた運動会「BCF(ビッグ クローバーズ フェスティバル)」では、児童たちが色とりどりの風船700個を一斉に空に飛ばして100周年を祝った。

峯小の運動会(BCF)

 峯小の運動会(BCF)は卒業式などと並ぶ一大行事。「ゴールに向かってかけぬけろ!BCF2024!~峯小100周年の伝統をつないで~」というテーマの下、応援合戦、大玉転がし、綱引き、騎馬戦、リレーなどが行われ、白組、赤組、青組に分かれて優勝を競った。手に汗握る熱い戦いを制したのは白組で、赤組と青組が同点で2位となった。

 オープニングセレモニーでは運動会の歌「ゴーゴーゴー」を合唱。「100周年おめでとう。峯小学校」という歌詞を付け加えた100周年バージョンで歌った。そのほか、ソーラン節をベースにした同校のオリジナル音頭「峯どっこいしょ」などでも100周年の節目を祝う演出があり、保護者から大きな拍手が巻き起こった。

 全種目終了後、バルーンリリースを実施。児童の保護者や峯小を卒業した中学生のボランティアスタッフがサポートに入った。100周年記念Tシャツを着た児童たちは、10秒前から声を合わせてカウントダウンを行い、ゼロの合図で色とりどりの風船700個を空高くに舞い上げた。風に乗り飛んでいく風船をしばらく眺めていた。

 峯小の宇佐美祐PTA会長は「どの種目も盛り上がりを見せ、創立100周年にふさわしい運動会になった。ボランティアで手伝ってくれた中学生や保護者の皆さまにも感謝しています」とあいさつした。

空高く舞い上がるカラフルな風船(10月26日撮影、峯小提供)

1万人以上が卒業

 これまでに延べ1万人以上の卒業生を輩出してきた峯小は、1924(大正13)年4月に「峯尋常高等学校」として開校。第二次世界大戦中の45(昭和20)年に空襲を受けて校舎が全焼した際は、星川小学校を借りて授業を行った。4回の改称を経て47(昭和22)年に現在の「峯小学校」という校名になった。また、同年に神奈川県児童唱歌コンクールに出場し、優勝を果たした。

 創立100周年を迎え、石渡校長は「常に子どもたちの立場に立った学校運営をしてまいりました。歴史ある本校は地域の方に愛されている学校です。峯小学校の卒業生として力強く未来に羽ばたいてほしい。亡くなった多くの先輩たちが築き上げたものに対して感謝に堪えない。時代は変わっても峯の温かさは残っています。開校以来、1万人を超える卒業生を送り出してきました。卒業しても峯に居続けてもらえたらうれしい。峯のまちが好きな子どもたちを育て、これからの峯のまちが一層発展していく原動力になればと思います。児童と保護者、地域の皆さま、教職員が集う学校として人と人との関わりや共感を大切にしながら、今後も教育活動に邁進したいと決意を新たにしました」と抱負を語る。

100周年記念Tシャツは学年ごとに色が異なる(峯小提供)

周年イベントも

 中央連合町内会から寄贈された「ヨコハマヒザクラ」の苗とNPO法人元気な地域人の会から寄贈された「ナツミカン」の苗を植えるほか、12月7日には100周年記念式典、同14日には児童による音楽発表会「峯の子音楽祭」を開催予定。

 創立100周年を祝うイベントが広がりを見せ、児童、教職員、住民が結束して歴史を刻んでいく。

その名は「峯じい」
峯小100周年キャラクター 峯小の新たな顔に

 峯小学校の創立100周年を記念して誕生したキャラクター「峯じい」=写真(峯小提供)=が児童や教職員の心をつかんでいる。

 昨年、全校児童に創立100周年の象徴となるキャラクターを募集した。「みねりん」「クローバールン」など6種類の中から全校投票で選ばれたのが「峯じい」。「呼びやすい名前」「みんなから愛される」などの声が上がっている。

体は三つ葉

 考案したのは当時3年生だった男子児童。「これからも峯小が元気に長生きできるように」という作者の思いが込められている。体の三つ葉は峯小の校章をモチーフにし、杖と眼鏡で「100年」を表現。老若男女から愛されるような見た目をしている。

 峯小は「『峯じい』を今後の学校行事などでも活用し、みんなに愛着をもってもらえれば」としている。

住所

神奈川県横浜市保土ケ谷区峰岡町1-10

横浜市立 峯小学校

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公開日:2024-11-14

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