平塚市で誕生した壊れたおもちゃを修理するボランティアグループ「おもちゃの病院ドクターくるりん」が、今年の夏に大磯でも開院し、活動の場を広げている。毎回7人ほどの「外来」を受け付けているという。
3年前のクリスマスイブ直前に壊れたサンタクロースのおもちゃを、イブに間に合うように直してもらったことから、くるりんの活動に惚れ込んだ大磯町大磯在住の岩田晃典さん、伸子さん夫妻が、大磯での拠点づくりを模索。思いに賛同した東光院の離れ「多世代食堂おむすび」で毎月第1土曜に「おもちゃの病院&あそびば」を開設した。
4歳の娘がいる子育て当事者の伸子さんは「平塚は電車で1駅の距離ですが子連れだと移動のハードルが高い。大磯の人にも頼れる場所があると知って欲しい」と話す。
2階ではおもちゃを置いた遊び場も設置しており、「どうやって子どもと過ごしたらいいかわからないというパパの利用も多い」と伸子さん。
「ものを大切にする気持ちを伝え、保護者の方がほっとできる空間にしたい。気軽に利用してほしい」と話していた。