江戸時代から続く茶屋「箱根甘酒茶屋」(畑宿二子山395の28)で12月14日(土)、毎年恒例の「与五郎祭り」が開催される。この日は午前7時から10時までは甘酒が無料。10時以降は100円引きの400円で提供し、収益金を歳末助け合いに寄付する。
与五郎とは赤穂浪士四十七士の1人、神崎与五郎のことで、「討ち入り」で江戸に向かう際に同茶屋に立ち寄ったとされる人物。素性を隠して訪れた与五郎に、馬子の丑五郎が因縁をつけるというエピソードが講談や戯曲などで語り継がれている。同祭りではその講談「神崎与五郎 東下の詫び証文」も披露される。講談師は若林鶴雲氏が務める。午前11時〜と午後2時30分〜の2回開催。観覧無料。