日本では「バレンタイン=チョコレート」のイメージが強いが、海外では大切な人に花を贈る文化があり「世界で一番花を贈る日」ともいわれている。
昨年オープン10周年を迎えた結婚式場「アニヴェルセル みなとみらい横浜」で2月7日から14日まで、バレンタイン気分を盛り上げるイベント「Yokohama Flower Valentine(ヨコハマフラワーバレンタイン)」が開催されている。
これは、公益財団法人横浜市観光協会が「カップル・夫婦がアニバーサリーを過ごしたい街・横浜」としてのブランド醸成のため、20〜30代をメインターゲットとして展開している「YOKOHAMA PRECIOUS FLOWERS(ヨコハマプレシャスフラワーズ)」の一環として開催しているもの。
ロスフラワーを使用
1組ずつ貸切で体験できるチャペル内では、メッセージカードで愛や感謝の気持ちを伝え合い、100輪の色鮮やかな花束とチョコレートスイーツを交換した後、記念撮影ができる。参加者は、横浜発のクラフトチョコレート専門店「VANILLABEANS(バニラビーンズ)」か式場併設の「アニヴェルセルカフェ」のチョコレートスイーツのどちらか1つ選んで持ち帰ることができる(1組1つ)ほか、全員にミニブーケのプレゼントも。イベントで使われる花はサステナビリティに配慮し、市内のロスフラワーを利用している。
身近な人に想い伝える機会に
初日に来場し、イベントを体験した河村修二さん(65)・敬子さん(57)夫妻=栄区在住。結婚式さながらの演出で別々にチャペルに入場し、「おいしい料理を作ってくれてありがとう」「人生後半も楽しく過ごしましょう」と、照れながらも互いに感謝の気持ちを伝え合っていた。「恥ずかしかったけれど、日頃の感謝の気持ちを伝えられてよかった」と修二さん。敬子さんは「非日常空間で、ステンドグラスも素敵だった」と話し、「30年前の結婚式や、これまでの家族との出来事を振り返る機会にもなりました」と笑顔を見せていた。
アニヴェルセル(株)広報室の梁原由寛さんは「ご夫婦やカップルだけでなく、親子や友達同士などでもぜひ参加してもらえたら」と来場を呼びかけた。
横浜市観光協会の事務局長を務める池田博美さんは、「記念日を横浜で過ごしてもらえるよう、今後も周辺ホテルや企業などと連携しながら、様々な企画を発信していきたい」と話している。
参加無料(1日先着25組限定)。参加方法は公式インスタグラムアカウント(@Yokohama_precious_flowers)をフォロー。開催時間は、イベント期間中の午後7時から9時まで(受付は午後7時から7時30分まで)。 問い合わせは、横浜市観光協会【電話】 045・221・2111まで。