ジュゲム、ジュゲム…。みんなは「落語」(らくご)って知ってる?伊勢原市でも素人落語大会が開催されたり、盛り上がっているよね。こども記者の赤坂健多(あかさかけんた)さんと青木咲和(あおきさな)さんが伊勢原市出身の落語家・昔昔亭喜太郎(せきせきていきたろう)さんにインタビューしてきたよ!

「わたしたちがインタビューしたよ」桜台小4 年青木咲和(さな)さん(左)成瀬小6年赤坂健多(けんた)さん(右)
落語は、一人で何役も演じる、とってもおもしろい話なんだって。
落語家になったきっかけは?
喜太郎さんが落語と出会ったのは、大学生の時。最初はそんなにおもしろいと思わなかったそうだけど、やってみたらすごく楽しくなっちゃったんだって!「サラリーマンになるより、もっと落語をやりたい!」と、昔昔亭桃太郎師匠に弟子入りしたんだ。「熱意で弟子になれるそれが落語家」と喜太郎さん。
おもしろさの秘密!
はじめは、自分でお話をつくる創作落語に興味があったんだけど、次第に昔からある古典落語に夢中に。「お話は一緒でも、自分ならどうするか。腕の見せどころ」。喜太郎さんによると、落語はまるで一人コント!登場人物になりきって、右を向いたり左を向いたりして、声色も変えてお話するんだって。
例えば、「ねえ、お父さん!」って言う時はこっちを見て、「なんだい?」って答える時はあっちを見る、みたいな感じ。これだけで、違う人が話してるみたいに聞こえるから不思議だね。

喜太郎さんから直接指導してもらったよ。はずかしがらず、おもいきって
「ズズズ」と音を口で出すのがコツ!
手ぬぐいや扇子をいろんな物に見立てて使うのも、落語ならでは。お蕎麦を食べる真似したり、手紙を書く真似したり…想像力をいっぱい使うんだって。扇子がお箸になったり、手ぬぐいが本になったりするのも、見ていて飽きないね。
落語家さんの一日
落語家さんって、普段どんなことしてるんだろう?「まずは、お話を覚えることから」と、練習をいっぱいするんだって。お風呂に入ってる時とか、道を歩いてる時も、ずっとブツブツ練習するんだ。お話をひろうする寄席で失敗することもあるけれど、「落ち込むのではなくて、もっと稽古する」といつでも前向き。
「落語が好きで落語家になった。こんな幸せなことはない。もっと伊勢原市のみなさんに落語を聞いてもらいたい」と話してくれたよ。

喜太郎さんにインタビュー「とくダネ、教えてください」
家や学校でやってみよう!みんなで落語家体験
こども記者もちょっとだけ落語に挑戦させてもらったよ!
喜太郎さんに教えてもらって、お蕎麦を食べる真似をしてみたんだけど、これが意外とむずかしい!ズズズっと、すする音とかを出すのは、結構コツがいるんだね。でも、本当に食べているみたいでおもしろい!

目線をうまく使うと、手紙を書いている雰囲気がでるね!
手拭いを手紙に見立てるのもやってみたよ。パッと広げて、センスを筆にして文字を書く感じにすると、どんどん手紙に見えてくるから不思議だね。気分はすっかり落語家。
落語って最高!
今回初めて落語にふれて、そのおもしろさにびっくり!喜太郎さん、楽しいお話ありがとうございました!「大山詣り」「道灌」など、伊勢原にゆかりのあるお話もあるんだって。みんなも落語、聞いてみてね!
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