相模原市役所本庁舎1階ロビーで6月6日(金)まで、「さがみはらフィルムコミッション」のパネル展示が開催されている。展示では映画、ドラマ作品のパネルに加え、出演者のサイン色紙も公開されている。
「さがみはらフィルムコミッション」は映像を通して相模原市を市内外に広く発信するため、市内でのテレビ番組、CM、映画などのロケーション撮影を支援する非営利組織。2002年に緑区(旧藤野町)に「藤野フィルムコミッション」が設立されたあと、05年に「相模原フィルム・コミッション」(以下FC)が設立。その後市町合併に伴い両者が合併し、今年20周年を迎えた。
FC担当者によると24年度に市内で撮影された作品数は映画13、ドラマ、バラエティ番組、旅番組などのテレビ番組は63、CM6、ミュージックビデオなどその他の作品が15。「年々、増えてきている」という。
街と自然、両方を撮影できる
増加傾向の理由を同担当者は「最大の魅力は街と山、自然という異なる風景の両方を撮影できること」とし、圏央道のIC開通で東京方面からのアクセスがよくなったことも理由に挙げる。
菅田将暉さん主演、宮藤官九郎さん脚本の映画『サンセット・サンライズ』(25年1月公開)では、緑区の青野原オートキャンプ場がロケ地に。24年放送のドラマ『下山メシ』(テレビ東京)では、主演の志田未来さんが陣馬山、石老山を実際に登山。映画『はたらく細胞』(24年公開)では阿部サダヲさんがトイレに駆け込むシーンが相模原ギオンスタジアムで撮影されている。
今後も第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品の映画『ルノワール』(6月20日公開)、坂口健太郎さん、渡辺謙さん出演の映画『盤上の向日葵』(10月31日公開)など、市内で撮影された話題作が公開予定だ。
ロケ地マップをWEB公開中
FCの公式サイト(下記にリンクあり)では、どこでどの作品が撮影されたかを記した「さがみはらロケ地マップ」を公開していて、今後も随時情報更新される。
エキストラ登録とロケ地を募集中
FC公式サイトでエキストラ登録をすると、映画やテレビドラマに出演できる可能性がある。対象は相模原市在住・在勤・在学者で、健康で体力に自信のある人。年齢・性別不問。
また、自宅や庭、店舗や会社などの敷地内をロケ撮影のために提供できる人も募集している。詳しくはFCの公式サイトで確認を。

菅田将暉さん、阿部サダヲさん、高橋文哉さん(映画『少年と犬』主演)など出演者のサイン色紙

作品パネルではロケ地紹介や撮影時のエピソードも紹介