鴨居町と境を接する神奈川区菅田町にある畑に現在、ヒマワリが咲き誇り、近くを訪れた人々の目を楽しませている。
畑の持ち主は井上さん。菅田町で主にキャベツを栽培している農家だ。4代目・和哉さん(47)の発案で、今年初めてヒマワリを植えたという。目的は、観賞用ではなく緑肥用として。ヒマワリが十分に成長した後は、専用の機材で倒しながら細かく刻み、乾いたら土にすき込んでいく。これにより土壌環境が改善して、連作障害の対策になるという。
例年はソルゴーという牧草で対策をしていたが「ちょっとした遊び心でヒマワリを植えてみた」と和哉さん。対象の畑は広さが約1000平方メートル。5月末に撒くと、7月頭には畑一面を覆うようにして花が咲いたという。「どうなるか心配だったが、蓋を開けてみると大きく育ち、花もきれいに咲いてくれた」と和哉さん。父の秀男さん(77)も「まさかこんなに高く、きれいに咲くとは」と驚いた様子でヒマワリの成長に関心を寄せた。
和哉さんは「8月中頃には刈り始める予定なので、見たい人は今のうちに見に来てもらえれば」と話している。
ヒマワリ畑の場所は、メモリアルステージ新横浜(鴨居町)と新横浜中央霊園(菅田町)の中間地点辺り。