観光庁が7月30日に公表した「地域観光魅力向上事業(二次公募)」の採択事業に、(一社)かながわ西観光コンベンション・ビューローの事業が選ばれた。小田原駅前に滞留している外国人観光客をガイドが街中に案内し、飲食店等の消費につなげる狙いだ。
かながわ西観光コンベンション・ビューロー(古川達高代表理事)は、県西2市8町をエリアとして観光地域づくりを担う地域連携DMO。
同DMOが採択された事業は「東海道小田原宿でのプレミアムなおもてなし〜ガイドプロ集団、アテンジャーズが地域消費を救う!〜」。事業費600万円に対し補助見込額500万円。
「アテンジャーズ」とは、アテンド(案内)をもじった同DMOの造語で、公募資料では「アテンド+最強のおもてなし=アテンジャーズを結成する」と説明している。
小田原駅前には多くの外国人観光客がいるものの通過点になっており、街中の観光や消費につながっていないことが地域課題のひとつだ。
同DMOでは特に、富士山や箱根などの日帰り旅行を終え、夕方に東京に戻るために小田原駅前に滞留している外国人観光客に着目。アテンジャーズは有償で、小田原駅周辺の地元飲食店等を案内するコースを設定。初めてでは入りにくい地元店舗への案内だけでなく、店内でもメニュー選びや店員とのコミュニケーション、マナーや楽しみ方をサポートする。
今後は希望者を募って研修会などでガイド人材を育成するほか、モニターツアーの実施も予定している。事業開始から当面は旅行会社と連携し、ツアーのオプションとして外国人観光客への情報発信、販路開拓を目指すという。
同DMO中嶋順専務理事は、「海外から小田原を訪れる多くの方に、文化や食、地元の人との交流を通じて小田原の魅力を感じてもらいたい」と意気込みを語った。