ハンドメイド作家の神谷晶子さん(44/市内在住)が9月18日(木)から6日間、「父と娘展〜ハンドメイドマルシェ」をギャラリー新(万町5の3)で開催する。午前10時から午後5時まで(最終日は4時まで)。
晶子さんは、車のフロントガラスの廃材(接着剤)を利用した透明の絵具で描く「ディンプルアート」のインストラクター資格保持者。SDGsの観点からも注目されている画材で、乾くとさざ波のような凸凹模様が現れるのが特徴の一つ。ステンドグラスのような風合いで、晶子さんはこれを用いて愛犬の似顔絵などを手掛け好評を得ている。
今回の展示は、水彩画などを嗜む実父・佐久間晃一さん(78)との共催。晃一さんは62歳から風景画などを描き始め精力的に活動。長年連れ添った夫人を2年前に亡くしたが、描くことが悲しみを乗り越える支えになっているという。
「父と娘の二人展」は2021年秋に初めて同所で開催。そんな思い出の画廊が2025年末に閉館することを知った晶子さんが、2回目の開催を提案した。今回の展示に向けては、鹿児島県の「与論島の景色」をテーマにそれぞれ作品を制作。画風の違う二人の作品が並ぶ。「(同展の開催は)気恥ずかしさはあるが、定期的に会う理由にもなるので決めました」と晶子さん。
会期中は晶子さんのマルシェ仲間がワークショップを実施する。晶子さんは「一緒に楽しめるよう、アートに親しみやすい空間にします。お気軽においでください」と呼びかける。詳細はInstagramで「nikori_works」で検索。