10月4日 寺田縄日枝神社
平塚市は、昨年度平塚市指定重要文化財に指定された寺田縄(てらだな)日枝神社本殿(平塚市寺田縄1180)を10月4日(土)、一般公開する。普段は覆殿の中に安置されて拝観できない本殿を見学できる。合わせて、建立年代の根拠となった「棟札」も公開予定。主催は寺田縄日枝神社、同神社氏子一同、平塚市教育委員会。
同神社は、旧寺田縄村の鎮守で「山王社」とされていたが、明治時代に入って「日枝神社」と改称。
本殿に伴われた棟札3枚と木札1枚から1692(元禄5)年の造立であること、1727(享保12)年と1801(享和元)年の二度修復されたことが読み取れる。このことから、市内で建立年代が明らかな最も古い神社本殿とされる。
専門家の解説も
当日は午前11時から午後3時一般公開を実施。午後1時30分からは、平成初期に市の依頼を受け寺田縄日枝神社本殿をはじめとした市内の寺社建築を調査した、東京工芸大学の清水擴名誉教授による解説も実施。文化財の特徴について直接現地で説明する。
市社会教育課担当者は「江戸時代から引き継がれ、地元の方々に守られてきた文化財を間近に見られる貴重な機会。ぜひ訪れてもらえれば」と呼びかける。
入場無料、事前申し込み不要。駐車場無し。公共交通機関の利用推奨。アクセスは「平塚駅北口」バス停から7番乗り場で「伊勢原駅南口」行きに乗車し「東橋」下車徒歩5分。
問い合わせは同課【電話】0463・35・8124。