川崎市多摩区にある生田緑地内のばら苑が、5月7日(火)から26日(日)まで開苑しています。毎年恒例のバラの開花時期に合わせた開苑です。
生田緑地ばら苑は、小田急向ヶ丘遊園地内に1958年に開苑しました。当時はバラの品種が多いことから「東洋一」と賞されていましたが、遊園地が2002年に閉園。この時、ばら苑の存続を求める川崎市民の声に応え川崎市が維持管理を引き継ぎました。現在、バラの育成管理は多くの市民ボランティアに支えられています。
春の公開では、大輪や四季咲き中輪、つるバラ、ミニバラなど800種、約3,300株が咲き誇ります。売店でバラの苗木や軽食販売などがあるほか、ローズガーデンハウスで「ばらに関する講習会」なども予定されています。
公開期間中は無休で、平日は10時から、土曜・日曜・祝日は9時から、16時30分まで(最終入苑は16時)。入苑は無料ですが、「ばら苑募金」が行われています。公益財団法人川崎市公園緑地協会がボランティアの協力を得て募金の受付・運営を行い、バラの育成・管理向上・来苑者へのサービス向上などに使われています。