三浦半島の山城をめぐる歴史ウォーキングが6月10日(日)、横須賀グリーンゴルフ主催で行われます。
横須賀市衣笠エリアにある佐原城、衣笠城、平作城の痕跡を”山城ガール”こと宇野睦さんの案内で巡ります。案内役の宇野さんは、ガイドや公演を通して各地で山城巡りの楽しさを布教活動中です。
三浦半島には20の山城が
宇野さんによると、「日本の城」と聞くと、姫路城、彦根城のようなメジャー級の城が頭に浮かびますが、実は日本列島には数万もの城があり、そのほとんどは13世紀~16世紀に築かれた山城とのこと。
山城とは、山や丘の上に築かれた戦闘用の城。「豪華な天守閣はありませんが、“土のあと”が随所に残り、自分たちの生活を守ろうとした当時の人々の息遣いが感じられます」と宇野さん。
ハイキング気分で気軽に行ける山城めぐりは、実は身近にたくさんあるそうで、神奈川県下で400、三浦半島でも20を超えると言います。今回の企画もそのなかのひとつ。出発前には三浦一族と山城に関する歴史講座もあります。
横須賀しょうぶ園にもぶらり
三浦善明の墓のある満昌寺や菖蒲が見ごろを迎えている横須賀しょうぶ園にも立ち寄る予定です。全8キロの行程です。
生活を守るために人の手が加えられた形跡、“土のあと”。「なにも残っていないからこそ、想像する楽しみがあります」と話す宇野さん。そんなロマンチックな山城に出陣してみませんか?
昼食付きプランで、たっぷりと歴史を感じながら過ごす一日になりそうです。