地域でつくる本格オペラ「カルメン」が、６月２日（土）と３日（日）に二宮町のラディアンで開催される。スタジオ・ピアーチェ（大野光彦代表 ）の主催。二宮町などが後援、川勾神社をはじめ多くの地元企業・団体の協賛・協力で行われる。

オペラを身近に

　敷居が高いと思われがちなオペラを身近に感じてもらおうと２０１５年から企画・上演しているこの公演は、第一線で活躍するプロと地元合唱団の共演が特徴。舞台も文化庁公演などで使用する大道具や衣装を持ち込んだ本格的なものになる。
　今回もカルメン役の森山京子さんをはじめ著名なソリストが出演するなか、地元合唱団に加えて新たに大磯や二宮の小学生20人のキッズ合唱団が出演することが決定。本番に向けて昨年９月から稽古に励んでいる。
　ドン・ホセ役で出演し、今回の演出や台本も担当する大野代表は「カルメンは世界で最も愛され、上演回数の多いオペラ。誰もが耳にしたことのある曲が多数出てきます。今回は初めての人にもわかりやすいように日本語の訳詞とセリフで上演し、客席を巻き込みオペラの世界に入り込んだような演出も用意しています。合唱の迫力、プロと地元の出演者による演技の一体感を楽しんでもらえれば」と話している。
　公演は２日が午後３時開演、３日が１時開演。開場は30分前。上演時間は２時間強。チケットは前売りが自由席３５００円、指定席４０００円で当日券はそれぞれ５００円増しとなる。
　問い合わせはスタジオ・ピアーチェ【携帯電話】０９０・９８１８・９７９７へ。