「AIって便利そうだけど、少し怖いですね。」
地域の講座で、一番よくいただく質問です。ニュースでは、「AIに仕事を奪われる」「AIが人間を超える」といった話題が取り上げられます。不安になるのも無理はありません。
では、本当にAIは怖いのでしょうか。
私の答えは、「AIそのものは、怖くも便利でもない」です。
例えば、包丁はどうでしょう。料理を作れば、家族を笑顔にできます。しかし、使い方を誤れば、人を傷つけることもあります。便利か危険かを決めるのは、包丁ではなく、それを使う人です。
AIも同じです。
- 町内会のお知らせをまとめたり
- 旅行の計画を立てたり
- お店のチラシを考えたり
- 献立の相談に乗ってくれたり
暮らしの中で頼もしい手助けをしてくれる一方、間違った情報をもっともらしく答えることもあります。だから大切なのは、「AIを信じるか、信じないか」ではありません。
AIを使いながら、自分の頭でも考え続けることです。
AIは、たくさんの答えを提案してくれます。でも、「どの答えを選ぶのか」は、人にしかできません。
もっと言えば、「どんな人生を送りたいのか」「誰を大切にしたいのか」「どんな地域を次の世代へ残したいのか」。そんな問いに、AIが答えを出すことはできません。
それは、人生を歩み、悩み、失敗し、人と支え合ってきた私たちだからこそ考えられることです。
私は、AIを使うようになって、一つ確信したことがあります。AIは、人より物知りかもしれません。でも、人より「生きて」はいません。
だからこそ、AIが広がるこれからの時代には、人の経験や思いやり、そして「何を大切に生きるのか」という価値観が、これまで以上に大きな意味を持つのだと思います。
AIを学ぶことは、機械を学ぶことではありません。
自分自身を見つめ直し、人とのつながりを大切にするための、新しいきっかけを手にすることです。
もしAIが、あなたの代わりに多くの答えを出せる時代になったとしても、あなた自身が手放したくないものは何ですか。
その問いを胸に、次回は実際にChatGPTを使う前に知っておきたい「3つのこと」を一緒に考えていきましょう。










