サクラなどの樹木を内部から食い荒らし被害をもたらす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の確認が神奈川県内で広がる中、松田町は成虫の駆除に報奨金を支給する制度を2026年9月17日から始めている。報奨金の設定は神奈川県内で初めて。
クビアカツヤカミキリは体長2〜4cmほどで、光沢のある黒い体と赤い胸部が特徴の害虫。サクラやウメ、モモなどバラ科の樹木に産卵し、幼虫が幹や枝の内部を食害して枯死させる。
神奈川県によると、県内での確認は昨年度1件だったが、今年度は6月に小田原市で確認されて以降、7件に増加。近隣では中井町でも確認されている一方、松田町では9月28日時点で未確認という。
松田町には西平畑公園の河津桜や寄地区のしだれ桜など、観光資源となる桜が点在する。町は被害を未然に防ぐため、早期発見や情報収集につなげようと、町民らの協力を得る手段として報奨金制度を設けた。
報奨金は町内で駆除した成虫1匹につき1000円。申請は駆除した日時や場所などを記載した申請書兼請求書や死骸などを駆除後3日以内に町観光経済課へ提出する。受付は10月30日まで。
担当者は「ハイカーなど町外から訪れる人にも協力してもらい、町内での発生状況をいち早く把握できれば」と話した。










